諸大明神社
祭神
国常尊、日本武尊、国狭槌尊
由緒
諸大明神社は、一説には養老年間(717~724年)または養老2(718)年の創建とされる古社で、式内社の物部神社、また松原神社に比定する書もあります。中世には篠木庄西部の総氏神とされ、「西の宮」と称されていた事が圓福寺(春日井市白山町)の文明9(1477)年の古文書に記されており、この頃には地域の中心的な神社として栄えていた事が分かります。江戸時代以前は「三社大明神社」と称されていたこともあり、また当時の御札の版木には「物部神社」の記載もあり、当時から式内社物部神社の論社とされていた事も窺えます。
江戸時代の歴史書には「庭中に六尺ばかりの大石あり、古気良不動石となづく」とありますが、現在の手水鉢がこれにあたるものと思われます。境内には大縣社、神明社、熱田社をはじめ多くの境内社があり、往古の崇敬の厚さを窺う事が出来ます。
年中祭事
1月1日 歳旦祭
5月黄金週間最終日 祈年祭
10月第2日曜日 例祭
11月23日 新嘗祭
アクセス
春日井市松本町字宮下504番地
県道508号内津勝川線沿い、和菓子屋「松の家道宗」と春日丘高校進入路(中部大学東門)の間の山に鎮座しています。車は、県道と鳥居の間の駐車場にお停め下さい。
その他
当社の社叢(境内地)は、春日井市内有数の原生林で、散策路も設けられています。また、境内は中部大学、春日丘高校に隣接しています。